ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

はじまりました!

| カテゴリ: きのこの話, コースの話, 展示の話

こんばんは!エコル・kiyoshiです。
いよいよ始まりました!ニセコ自然情報室エコル!さっそく私の自然観察ツアーに参加してくださったお客様もいらっしゃいました!ありがとうございます!
その道すがら、こんなものが!
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昨日草刈したときには気づきませんでした!今朝出たのかもしれません。あまり見慣れないきのこです。
フミヅキタケの仲間、というところまでは判るのですが、その場では詳しいところまでは判りませんでした。
エコルに帰ってから、五十嵐先生の図鑑で調べてみると「シコンアジロガサ」というきのこでした!漢字で書くと「紫金網代笠」。ものものしい名前です。確かに、ひだの色が、紫色でした。
そしてコース脇の茂みには、こんな花が咲いてました。
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黄色くて、真ん中にオレンジのワンポイント。ウコンウツギです。きれいですねー。
ところで、今年の展示はきのこだらけです。
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企画の段階では、ニセコで見られる森林を紹介するための「ツールとしてのきのこ」のはずだったのですが、いつの間にやら、きのこ博物館みたいになってしまいました(笑)。
森林が成立するためには、きのこのはたらきが欠かせません。われわれ人間は、通常は「食べる」対象としてきのこを見ていますが、きのこの様々な側面に触れることによって、自然界の様々な生き物のつながりを感じ取っていただければ…と思っております。
そしてわれわれも、「食べる」という行為によって、自然界とつながっています。われわれ人間が食べることが出来るのは、どんなに形を変えていようが、かつて生きていたものだけです。思想家ソローだか誰だかの言葉に、「森に入るときには狩人としてでも、森から出るときには詩人として…」なんてのがありました。
自然界のことを眺めるのに、きのこは、良い「窓」になると思います。