3月4日(木)くもり
降雪0cm 積雪490cm 気温-8℃
SW6m/sec 雪質粉
お久しぶりです。
パトロールは全員元気に頑張っております。
相変わらず訓練の毎日でした。
なかなかこの長い棒を
線に引っ掛けるのも定まらなくてオットット。
滅多にないことですが
安全に行えるよう確実にしておく必要があります。
リフト救助トレーニング。
ロープワークに慣れておきたいこともあるし
私は最近購入したATCも使ったりして
雪庇落としの確保にも応用できるし
このトレーニングは一石二鳥にも三鳥にもなると考えて
カラダに覚えさせるため、トレーニングに励んでいます。
この日は、とりあえずモービルくらいの高さで。
順番に自分なりに整理して手順を確認していきます。
最初に練習した日よりミンナ手際よくなってきています。
これも数日前の始業点検に出かけるときです。
トップリフト担当のパトロールたちが
先日使ったアキヤボートを山頂ステーションに運んできました。
この日は山頂までスッキリ晴れて気持ちの良い日でした。
そして…今日。
二日前から休日だった私が今朝出勤してくると
ミンナこの二日間のゲレンデが大変だったことを
口々に訴えてきました(^^;)
センターフォーリフトを下りると
高い吹き溜まりでエースヒルが見えなくなるくらいで
見たことない光景がそこらじゅうで広がっていたそうです。
スーパーコースと深雪コース始業点検担当パトロールが
二人で、いつもスーパーコースの雪崩れる箇所を
スキーカットしたところ…
S隊員の一本目は何事もなく
H隊員の二本目を切ってる時に
破断面の高さ30cm
幅20~30m、長さはナント…
センターフォーリフト23号柱から22号柱を
超えるくらいだったとか。
今朝H隊員が私に報告してくれました。
ここ2日間での危険個所をミンナでマーキング。
始業点検から帰るとN隊員が写真を見せてきました。
これは何の写真でしょうと。
「キツネでも写ってる?」「違いますよ」
いえいえ、埋まった看板の棒が見えてるだけの写真でした。
始業点検で見晴しコースに行くと「看板がない!?」
という具合になったそうです。
窓から見える景色。
K隊員が「あれ足跡なんですけど
どうして浮き上がってるか分かります?」
「足で踏んだところは圧縮されてて
周りの雪が風で飛ばされて足跡だけが残された図?」
「正解☆スキーの跡でもなりますよ」って。
自然って面白いですね。
と、いうわけで今日の危険度も探ってきました。
朝イチから「今日ピットチェックしよう」
朝リフトに乗りながら私「どこ掘る?」
N隊員「南東面ばかり雪崩てるんですよね。
できれば南東面を掘りたいですね」
今日はパトロールの人数が少なく怪我人も出ていたので
下に降りられなくなり
(パトロールは、いつでもどこでも素早く行けるよう
なるべく上にいます)
上でピットチェックできるところを3人で相談。
K隊員の「スインギングモンキー山頂で良いのでは」
という一声で向かったのですが
風が物凄く当たっていて
三人ともたちまち全身凍りつきました。
脇の雪庇を落としてから「いざ」。
ショベルで掘りながら
顔じゅう真っ白にして、目も開けられず
顔をしかめながら呟くK隊員
「誰?スインギングモンキー山頂って言ったの」
ハンドテストしてからスノーソーでカット。
何度かコンプレッションテストするとN隊員は
だいたい雪面から約80cmくらい
手首を支点に8回たたいてズレました。
12回目で完全に落ちるという感じで。
ゲレンデは吹き溜まりがあり滑走注意です。