連休中日は良い天気に恵まれ、日中は落ち着いていたセンター内も、皆様バス出発ギリギリまで滑られていた様子で、夕方はかなりの賑わいに。

　多くの皆様が暫くぶりの好天のもとで滑りを楽しまれている午後、二人の男性が「本日からの宿、紹介してクラサーイ」と来所。お二人の会話は耳に心地よい「私憧れのおフランス」ざます。外でタバコタイムの時に、色々とお話し聞かせていただいたのです。もちろん、英語でね。

　彼らは初めてのジャポンで、三週間滞在予定とのこと。フランスはどこ？と聞きましたら「グルノーブル」ときました。あれまっ、エースセンター４の故郷じゃん。センター４は、グルノーブルに本社のあるポマー社の索道なのです。すなわち、皆様がご利用いただいている、センター４は「メイド　イン　フランス」なのですよ。ご存知の方も大勢いらっしやると思いますが、１９７２年に開催された、札幌冬季五輪は、１９６８年開催のグルノーブル五輪の後でした。

　グルノーブル五輪では、ジャンクロードキリーさんが、アルペン競技三冠王に輝いた大会で、後にこの五輪の記録映画「白い恋人たち」として世界で上映されますが、映画はご存知なくても、この映画の音楽（フランシス　レイさんが音楽担当されたサントラ盤）は、大抵の方は一度は耳にしたことがあるかと、思います。エッ、そうかな、と思われる方、この日記を閉じてから、白い恋人たちで検索して是非、聞いてみてください。

　昭和５０年代後半、私のスキーウェアーの上下は、キリーさんが興した会社の製品でした。足前はキリーさんには１００万光年も及ぶものではありませんでしたがね。

私がフランス好きなのは、単にフランス語の響きが大好き、というだけなのですが、生まれ変われるとしたら、フランスの犬でも良いと思ってるくらいです。もし、先々、シャンゼリゼ通りで、日本人に会うとやたらに尻尾を振って近づいてくる、野良犬がいましたら、私と思い、フランスパンの一欠けらでも与えてください。それに、カフェオーレーの一杯でも、付けてくれたら、「メルシー　ボクー」と必ずお礼言いますから、お願いしますね。ワンワンとは鳴かないで、多分「アン、アン」なんでしょうな、フランスの犬は。