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黙考してみました。

2009年02月11日

こんにちは、今日は風が強くなってきました。
日の出前は月がきれいに浮かんでいたのですが、
今はガスがかかり、冷たい風が吹いています。
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朝は晴れてたんだけれどなあ…



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最近はまた、等圧線の混んでいない気圧配置の割りに風が吹くことが多い気がします。
さておき、
エリア内の状況ですが、降雪が少なく、曇りがちだからか圧雪は締まっていて良い状態です。
エリア内コース外、また未圧雪コースについては、太陽の当たる南向き斜面がトラックと雪玉の混ざったサンクラストで滑走注意ですね。それ以外は地形を滑って遊ぶには良かったです。
エリア外はあられが強風に転がされて、その上をスラブが滑っていきます…
北東向き斜面ノール下要注意です。
900m上はガスで視界不良、凍傷に注意してください。

で、
パトロールはゲレンデの安全についていつも考えています。
最近の自分は滑走者のモラルについて悩んでいます。
昔、山頂リフトが設置される前や、まだ、ゲレンデの外に出かける人の少なかった頃の話を聞きます。
1000m台地の上にリフトが架かったのが25年前ぐらいだったそうです。
もともとニセコ山系はスキー文化の伝わった最初の場所の一つでした。
倶知安マックスバリューの向かいにレルヒ公園があります。
もちろん昔はリフトなんぞ無いので、麓から登って滑るのが当たり前でした。
今で言う山スキーが、昔はスキーそのものだったようです。
北大山スキー部も古い歴史があると聞きます。
そのうちリフトが架かり始めます。順に麓から。
段々と登るのが楽になったようですが、山頂まで上がる人は限られていたようです。
そしてひらふ山頂リフト(キング第4リフト:旧第7)が架かってから7トラが始まりました。
しかし、現在とは違い、リフト側の斜面から順にフォールラインを刻むことが徹底されていました。
見てみたかったなあ。綺麗だったんだろうな。
深雪を滑る技術とそれを楽しむ心は昔からあったのですが、道具が発達したのはここ10年です。
30年前のナショナルジオグラフィックに旭岳のクリフを飛んでいた日本人が紹介されています。
(あれ、夢物語だったかなあ。映像は見たんですが、う?ん)

要は、その昔から培われてきている筈だったスキーのモラルとは、滑る技術と斜面が見合っていたということです。
と一つ考えてみました。
スキー場ゲレンデでも最上級者コースをボーゲンで滑ったり、新雪の急斜面を横滑りしたり、
かと思えば、混みあった初級者ゲレンデでグラトリしたり、狭い合流に直滑って行く方がいます。
お互い気持ちよく滑る為に、モラルを考えてみても良いのではないでしょうか。
2009_02110025.JPG
よし、次の休みは羊蹄山を、登ろかな。
天気良かったら。

p.s.
今日は2?0で勝ちます!テレビ朝日に注目です!!(BS1も)