ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

アーカイブ: 2014年7月

エキノコックス駆除 第3回

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こんにちは。エコル・kiyoshiです。

 

今日はエキノコックス駆除 今シーズン第3回めのベイト撒きに行ってきました!

 

まずは車でエコル前から1,000m台地まで上がりました。

ノウゴウイチゴ

 

ノウゴウイチゴ2

 

1,000m台地の周辺では、このノウゴウイチゴがたくさん実っていました。かわいいですねー!

 

DSC02581

エコルの前の原っぱでは、今年もこのハクサンチドリが咲いてくれていました。毎年、3株だけ、花が咲きます。

あるところにはたくさん群れて咲きますが、エコルの前ではいつも、たったの3株です。もっと咲いてくれていいのに・・・。

マルバシモツケ

エコルの前ではおなじみの、マルバシモツケも、ピンク色のつぼみに星型の割れ目が入り、まもなく花が咲きそうな様子でした。

 

 

天気が良かったので、鏡沼とその周囲の湿原は、とてもきれいでした。

鏡沼

 

ヤマドリゼンマイ

ヤマドリゼンマイの新緑が目にまぶしかったです。

 

こんな感じのいでたちで、手に提げた袋に入った「ベイト」を、トングでつかんで、100mくらいおきに、ポイッ!ポイッ!とまいて歩きます。

ベイト撒き

 

ベイト

これがベイト。ベイトとは、「えさ」の意味で、キツネに食べてもらうためのエサです。魚のすり身に、駆虫薬が練りこんであります。そしてキツネに見つけてもらいやすいように、魚粉を発酵させたにおいがつけてあります。このにおいがなかなか強烈ですので、散布する際にトングは欠かせません。

 

ファミリーコースから歩いて下りながらベイトを撒いていると、折りよく2匹のキツネがいました。夏は食べ物が不足するのか、ゲッソリ痩せて、かなり目つきの鋭いキツネたちでした。少しはなれたところにベイトを置いて、「食べてネ~!」と声をかけて立ち去ると、おいしそうにベイトを食べていました。

キツネ

ヨシヨシ。これでこのキツネ家族は、エキノコックスを宿すことなく、この夏を過ごすことができるでしょう。そしてこの、体がキレイになったキツネ家族がグラン・ヒラフ場内をナワバリとして居ついてくれれば、エキノコックスを宿した他のキツネがこの地に来るのを抑えることが出来ます。頼んだよ!

 

ところで、今日、ベイトをまきながら下りてきたファミリーコースには、途中にとてもきれいな沢が流れています。

手を浸しているとビリビリしびれるくらいに冷たい水がジャンジャカ流れていました。

今日はとても蒸し暑かったこともあり、この沢水で顔を洗ったり、のどを潤すのは最高に気持ちよかったです。

沢水

じつは、一般的に(とくに本州から来る登山者の間では)北海道の山の水は、エキノコックスの虫卵に汚染されている可能性があるので、そのまま飲んではいけない、とされています。ですが実感として、これだけの流量のある沢水の全てが、キツネの糞によって汚染されているとは考えにくいです。エキノコックスの虫卵が、沢の流れに運ばれてくる可能性はゼロではありませんが、極めて低いと思われます。むしろ気をつけるべきは、流れの緩やかな水や、溜まり水などでしょう。また、そういった水を日常的に生活用水として利用する際には、やはり煮沸してから用いた方がいいでしょうね。あとは、山菜や、犬やキツネがうろうろしている畑でとれた野菜などは、よく洗い、火を通してから食べたほうがいいでしょう。

エキノコックス症は、毎年、20名前後の方が北海道で発症しています。毒キノコや毒草で命を落とす人数よりこちらの方がはるかに多いですので、気をつけましょう!もちろん、せっせとエキノコックス駆除に励んでいる、われらがグラン・ヒラフスキー場内や倶知安町などでは、エキノコックスに感染してしまう可能性は非常に低いです。この、エキノコックス駆除の取り組みは、観光や一次産業にとってとても意義のあることだと思います。全道でやればいいのに!といつも思います。

それではまた。