ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

雨の後といえば!

| カテゴリ: きのこの話

こんにちは。エコル・kiyoshiです。

 

なんだかんだと忙しくて、ブログの頻度が低くてすみません。

 

羊蹄山.jpg

 

今年は雨の少ない夏を迎えております。森の中は乾き気味で、成長に湿り気を必要とする例のものは、今年は少ないです。

 

昨日は少し、雨が降りましたので、今朝、ダケカンバの根元を見に行ってみると・・・

 

コガネテングタケ.jpg

ありました!!例のもの(笑)が!

いつの間にやら、幼菌段階をすっ飛ばして、大きく成長していました!

ダケカンバの根元に生える、コガネテングタケです。美しい毒きのことして有名な、ベニテングタケの「黄色版」といったたたずまいのきのこですね。

人気のあるテングタケのグループでは、比較的北方に生える種でして、関東圏のテングタケ好きたちにとってには、憧れのきのこなんだとか。

 

そして、こちらも!

ドクベニタケ.jpg

ちょっと奇形で、傘にポッチができてますが、ドクベニタケだと思います。

この手の、ベニタケ科で赤い傘・白い柄のきのこは、本当に種を特定するとなると、顕微鏡が必要ですので、とりあえずドクベニタケ(の近縁種)ということで。

 

さきほどのテングタケ科も、こちら、ベニタケ科も、いずれも樹木と共生するタイプのきのこです。

地面の中で、ダケカンバがここで生きていくのをサポートしてくれている、縁の下の力持ちさんたちです。

 

エゾチドリ.jpg

今年、エコルの前の原っぱで、一株だけ咲いている、大きなチドリ。たぶん、エゾチドリです。

これは野生のランなのですが、ランの仲間は、仲良しの菌類がいる地面でないと、生育できません。

いるんですね~地面の中に。地面の下の力持ちが!

 

ミヤマアキノキリンソウ.jpg

あと、エコルの前の原っぱでは、ミヤマアキノキリンソウが咲き始めました。

ヒラタアブがおいしそうに蜜を吸っています。

ヨツバヒヨドリ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤマハハコの、エコルの前に咲く花 御三家が、そろそろ咲きそろいます。

その花たちが大量に咲き競う様は、まるで巨大な花束みたいで、とってもきれいです。

ぜひ皆様、涼しいエコルの前の原っぱを、楽しみにいらしてください!