ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

虫から見ると・・・?  by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話, 花の話, 虫の話

こんにちは。エコル・kiyoshiです。

 

今日は、全道的に暑かったようですね!

でも、エコルの周辺は、曇りがちな上、風が強くて、割と涼しかったです。とはいえ湿度が高かったので、ちょっとムシムシしてました。

湿度が高いと、きのこたちの活動は盛んです。

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ダケカンバの周りでは、ダケカンバの菌根菌たちが、たくさん見られました。人間にとっては、湿度が高いのは不快ですが、きのこたちにとっては、そうでもないようです。

この子はカバイロツルタケ。毒きのこの多い、テングタケ科のきのこの中では、珍しく、食べられるきのこです。

 

エコルの周りでは、最近気温が低くて、虫たちの活動があまり活発ではなかったのですが、今日はさすがにセミも鳴いて、たくさんの虫が見られました。

虫たちが活動するためには、気温がある程度高くなければいけません。虫たちは、体温を外気温に支配されています。セミが鳴くためには、また、トンボが飛ぶためには、20度以上の気温が無いと、鳴きたくても鳴けないそうです。

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ウドの花に、たくさんの虫たちが来ていました。ハナアブ、ヒメバチ、コガネムシ、ヒメキマダラヒカゲなどなど。

人間の目には目立たない花なのですが、虫たちには大人気。人間にとっては、ウドは山菜として重要ですが、虫たちからすると、花が魅力的なんでしょうね。

われわれ人間が見る世界は、あくまで人間としての尺度でしか、見ることが出来ません。他の生き物は、同じこの世界を、どのように感じているのでしょうね。

人間には見えない紫外線や赤外線で見る世界、また人間には聞こえない超音波の反射や、においで捉える世界、昆虫の複眼を通して見る世界なんてのは、どんな風に見えているのでしょうか。

どのように見ても、おそらく世界は「美しい」に違いない。

そんな気がします。