ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

ダケカンバの森 by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話, 虫の話

こんにちは。エコル・kiyoshiです。

 

今日は、ダケカンバの回りのササを刈ってあるポイントに、お客さんと一緒に行ってみました。

お目当ては、きのこ。そろそろ、夏のきのこが生えていないかな…と気になっていました。そしたら、生えてました!

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コガネテングタケです!テングタケの仲間は、菌根性の菌ですので、このきのこも、ダケカンバの菌根菌です。

 

とてもきれいなきのこでした。

小さいながら、他にも色々見られましたよ。

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地面から生える、小さいきのこ。ひだがとても緻密な、モリノカレバタケです。

図鑑には、「おいしい」とありますが、とても小さいので、私はまだ食べたことはありません。

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こんなのも生えてました。これは毒のあるきのこ、クサハツです。ハツタケの仲間は、ベニタケ科でして、こちらも菌根性。ダケカンバを影で支える功労者です。

菌根性(きんこんせい)。「きんこんじょう」ではありません。

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きのこだけではなく、色んなものが見られました。この子はヒゲボソゾウムシ。とても小さいのですが、キラキラ光って、とてもきれいです。いま、エコル前の原っぱや、森の中にたくさんいます。明るい色の服に向かって、飛んできたりします。

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光り物といえば、葉っぱの上に残った水滴も、今日はきれいでした。この、マルバシモツケの葉っぱは、よく水を弾くので、玉のような水滴が乗っかります。

エコル前の原っぱには、羊蹄山の植物のような派手さはありませんが、じっくり見れば、味のある美しさに満ちています。

ニセコにお越しの際には、ぜひ、私と一緒に野原を歩いて、野原の美しさを一緒に味わってみましょう。