ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

きのこと紅葉、そしてキツネ。 by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話, その他, 樹木の話

こんにちは。エコル・kiyoshiです。
今日も寒い寒い。外の気温は15度。もう秋ですよ、秋。
足元では、こんな紅葉が始まっています。
oobasunoki.JPG
オオバスノキです。もう少し大きく成長した木には、小型のブルーベリーみたいな実がぶら下がっています。


笹薮の中の、ダケカンバ周りのきのこスポットでは、こないだのベニタケはきれいに姿を消して、こんなのが生えてました。
kabairoturutakeRIMG1290.JPG
カバイロツルタケです。多分。
「多分」というのは、カバイロツルタケにしては、柄の部分の色が薄いからです。カバイロツルタケなら、食べられるきのこですが、それ以外のツルタケ属のきのこだとすると、毒のあるのが多いですので、注意が必要です。まー、こんな危ないの、無理して食べなくてもいいですね。
その近くには、こんなのも生えてました。
tuetakeRIMG1292.JPG
ツエタケの仲間です。
「仲間」というのは、ツエタケにしては、傘の色が黒っぽ過ぎるからです。でも、ツエタケの仲間には、毒のあるきのこはありませんので、チャレンジしてみても良いかもしれません。やんないですけどね。(笑)
エコル前の原っぱでは、この花がちらほら咲き始めました。
nejibanaRIMG1309.JPG
ネジバナです。その名のとおり、ネジネジしてます。とても小さい花ですので、この花に的を絞って探すのはちょいと大変です。少し足元に注意しながら、原っぱをブーラブーラ歩いていると、多分見つけることが出来ると思います。
kituneRIMG1305.JPG
そして今日は、草の茂みの中に、キツネちゃんを見つけました。体が小さいので、若い個体のようです。写真を撮ろうとして近づいていくと、メチャメチャ睨まれました。
人とキツネの距離感は、それくらいでちょうど良いんだと思います。観光地でよく見ますが、えさを与えたりして、人に近づきすぎるのは、キツネにとっても人間にとっても、あまりいいことではありません。人間からえさをもらうことを覚えたキツネは、自然の中で生きていく手段を失ってしまうでしょう。人間にとっても、農作物あらしやエキノコックスなど、キツネによる被害が出るのを招きます。
かわいいですから、何かかかわりを持ちたくなる気持ちはわかりますが、自然のものは自然のままに、そっとしておくのが一番です。