ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

出張エコル! by kiyoshi

| カテゴリ: いろいろ, きのこの話, 虫の話

こんにちは!エコル・kiyoshiです。
今日はスンバラスィ雲海が広がりました。
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こんなに見事な雲海は、今シーズン一番だと思います!
10:00頃には雲が分解してしまいました。朝イチにゴンドラに乗ると、こんな雲海が見られるかもしれませんよ!
今日、エコル前の原っぱを歩いていて見つけたものと、午後から百年の森で行った、倶知安小学校の子供達に対するきのこの講習の模様を。


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今日初めて、エコル前で見つけました!モウセンゴケです。
葉っぱで虫を捕らえる食虫植物ですが、こんなにきれいな花が咲きます。
基本的に湿原にある植物ですので、あんなに乾燥しがちな、エコル前の原っぱにあることに驚きました。
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変わった葉っぱですね。葉っぱの表面にネバネバした液体があって、これで小さな虫を捕まえます。
独特の姿ですね。何科の植物なのか調べてみたら、「モウセンゴケ科」でした。そういば他に似たものって、無いですね。
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クサカゲロウが、最近よくフワフワ飛んでいます。黄緑色の体に、ほんのりブルーがかった羽根が、たいへん美しい虫さんです。
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赤トンボ。アキアカネですね。可愛い顔をしています。
この子も、最近姿が多くなってきました。
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午後、倶知安町の森林公園、「百年の森」にて、夏休み中の子供達を対象とした、特別授業の講師を務めてきました。テーマは「きのこ」。きのこという生き物の生態から、種類を見分けるときのポイント、標本を作るときの注意点等を説明した後、みんなで森を歩いて、きのこの観察をしました。
今年は7月に雨がたくさん降ったおかげで、非常に多くのきのこが見られました。この5年間の観察ではなかなか見られなかったオニイグチや、キヒダタケ、ウラベニホテイシメジといった、少し珍しいきのこも見ることができました。そしてなんたって今年多いのが、タマゴタケです。百年の森では、いたるところにタマゴタケが生えてました。
私のきのこに関する知識が役に立つのは嬉しい限りです。みんな、これからもきのこを通じて、森の中のいろんなものに親しんでくださいね。