ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

きのこウォッチング by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話, コースの話, 花の話

こんにちは!エコル・kiyoshiです。
今日は、ガスがかかったり、少し開けたり。時には羊蹄山も見え、この7月としては、なかなかの好天でした。
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今日はお客様のガイドが2回入り、、写真撮影のモデルさんや、関係者を案内したりして、一日中歩き回ってました。千客万来!ありがとうございます!
そのお客様の中に、「きのこが見たい!」という子供さんがいらっしゃいました。ここぞ!とばかりにきのこに偏重したガイドウォークをしちゃいました。


いつものスギゴケのきのこに始まり、地味ながら、たくさんのきのこを見ることができました!
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見てください!この色!「ウラムラサキ」というきのこです。ホントに裏が紫色。
沖縄の「紅いも」を思わせるような、たいへん鮮やかな紫色です。
一応、食べられるきのこだそうですが、むむむ。あまりに小さいし、この色では、なかなか食べようという気にならないですね。さっと茹でて、サラダに散らせば、彩りが良さそうですね。
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こちらはホコリタケ。エコルのまん前にも出てました。
この個体はもう色が付いてきていますので、食べられる時期は過ぎてしまっています。これからもうしばらくすると、てっぺんに穴があいて、ホコリのような胞子を噴き出します。
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そのすぐ横には、こんな小さなきのこが。
オチバタケの仲間です。刈られた芝の、枯れた部分から生えてました。食べられないきのこですが、形が面白いですね。
足、細ッ!
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こんな花も見つけました。
これはヨツバムグラ。黄緑色をした、たいへん小さい花です。ここの原っぱに、この花が咲いているのは初めて見ました。
原っぱできのこを見て、エコルの展示でもみっちり、きのこについてのお話をさせていただきました。
きのこは、きのこだけで生きているのではありません。樹木やコケや、いろんな生き物と強く結びついて生きています。中には昆虫に寄生しないと生きられないきのこもいます。
自然界の生き物達の様々な営みや、生き物同士のかかわりを理解する…というか、その世界の膨大な豊かさの一端をうかがい知るのに、きのこというのは、とてもいい窓口になります。
そのきのこを我々が口にするのですから、われわれも、その大きな連なりの渦中にいるわけです。
生きている、ということの不思議。死んでいく、不思議。♪はーなーもー、風も、まーちもみーんな同じー♪なんて歌がありましたね。