ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

濃霧の原っぱ。 by kiyoshi

| カテゴリ: じみな植物, 花の話

こんにちは!エコル・kiyoshiです。
今日も濃霧な一日でした。
3時ごろ、原っぱの観察に出ました。すぐ戻るつもりが、いやー、面白かった!ついつい長くなってしまいました。
あらたな花がいくつか咲いてましたよ。
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これが、ハクサンチドリ。覚えました。
よく見ると、葉っぱの形も、花の形も、ノビネチドリとはだいぶ違います。


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コウリンタンポポ、エコルの周りの原っぱでも咲き始めました。この原っぱの花には珍しく、濃い色ですね。
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フランスギクがたくさん咲いています。コウリンタンポポやヒメスイバと同じく外来種ですが、きれいなもんですね。
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白い、スマートな花が咲き始めました。エコルの夏の花、ヤマブキショウマです。きれいですね。
トリアシショウマと見分けるには、少しコツがいります。
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もうじき、エコルの周辺はこの花でいっぱいになります。ヨツバヒヨドリ。咲き始めのうちは、注目してもらえます。
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名前は忘れちゃいましたが、このシダ、何と繊細で洗練されたフォルムでしょうか!細かな水滴をまとった清楚な姿に、しばらく見入ってしまいました。
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そして、やはりこんな日は、水滴があちこちで輝いています。
先日、また宮沢賢治の、『十力の金剛石』を読み返しました。といっても、私の愛読しているのは、ますむらひろしの漫画版ですが。でも、侮れないですよ。その作品世界を余すことなく描き出しています。
媒体は何にせよ、『十力の金剛石』という作品、機会がありましたら、ぜひ一読をお勧めします。野原の美しさ、万物に満ちる「水」の神々しさを詠った作品です。
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ただ、濃霧の日に原っぱをウロウロすると、足元はびしょびしょになります。それなりの備えと覚悟は必要です。