こんにちは！エコル・kiyoshiです。
今日は午前中は霧がかかっていましたが、午後にはいい天気になりました。

すこし空気に湿り気を感じましたが、風は涼しく、過ごしやすい一日でした。
カフェ側のベランダから、ダケカンバの幹にきのこが見えました。

どこにあるかわかりますか？

拡大すると、こんな感じ。

笹薮をこいで、近くまで行って観察してきました。かなり高いところについていて、残念ながら手にとって見ることはできませんでした。
一番可能性が高いのは「オオワライタケ」だと思います。
北海道ではかなり稀なきのこですので、本当にそうなのかどうなのかは決められません。ですが、この色、繊維質の柄につばがあり、この時期に広葉樹から生えている、という点からすると、ほぼ間違いないんでないかと思います。
「オオワライタケ」は、「大笑いするきのこ」ではなくて、「大きなワライタケ」です。毒成分はジムノピリン類で、もし食べるとその名のとおり、「幻覚、幻聴を伴う精神の異常興奮状態、狂騒状態」におちいる、と図鑑には書いてあります。
人間にこんな作用を起こす成分を持ったきのこが、自然界に存在するという事実が、なんとも面白いものです。
エコルにお越しのさいには、「ワライタケ（仮称）見せて！」と言ってくだされば、双眼鏡を貸し出します。

コケの原っぱでは、マイヅルソウもまだまだ見ごろです。
基本的に春の花ですが、7月に入ってもまだきれいに見られるというのも、標高820メートル地点の面白いところですね。

コケたちは日に日に迫力を増しています。

こんなコケたちをじっくり観察するのも面白いですよ。
いま、原っぱにはブヨがたくさんいますので、虫除けスプレーを持参すると、より快適なコケウォッチングが楽しめます。