ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

めまぐるしい天気でした。 by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話, じみな植物

こんにちは!エコル・kiyoshiです。
今朝は雨が降っていました。その後、雲がすごい勢いで動き始め…
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こんなかっこいい形を見せてくれました。
まるで生き物のように山を駆け上がる雲の動きは、見ていて迫力がありました。
その後、一旦エコルはガスに閉ざされてしまいました。
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しかしさらにその後、お昼前には見る見る雲が薄くなり、青空が広がりました!
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天気予報では、今日は雨降りのはずでした。こんな天気の展開を誰が予想したでしょうか?
この雨で、コケの原っぱにはこんな変化が…
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また出てました。ウラムラサキ。雨が降って、気温が下がってきたので、きのこの発生の条件は揃いました。
ところでこのウラムラサキは、菌根菌なんだそうです。周囲に土が露出していたり、地衣に覆われているところに生えている例が多くて、何だか意外です。図鑑によると、主に針葉樹の菌根菌だそうですが、時に広葉樹林にも群生するそうですので、エコル周辺のコケの原っぱでは、おそらくダケカンバと菌根関係を結んでいるのでしょう。
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このきのこは今シーズン初登場です。フウセンタケ科のきのこであることは間違いないのですが、ちゃんとした名前はわかりません。マルミノフウセンタケに近縁のきのこでしょう。このきのこも、コケのあいだに生えてました。
あと、こんなものを見つけました。
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ヒカゲノカズラの仲間、マンネンスギの胞子穂です。エコル周辺ではごく少数のマンネンスギの個体が見られますが、胞子穂を確認したのは初めてです。これから胞子が飛んで、少しずつ増えていくかもしれません。
午後遅くなると、急に気温が下がってきました。風が強かったので、余計に寒く感じましたが、午後4時の時点で気温は10度でした。かなり寒かったです。でも、この時期からすると、これくらい寒いのが当たり前なのでしょう。これからエコルにいらっしゃるお客様は、上着を持ってこられることをオススメします。
明日は、わたくし倶知安町百年の森できのこ調査の為、お休みです。きのこ、たくさん出てそうだなー!