こんにちは!エコル・kiyoshiです。
今日は午前中はまあまあのお天気。でも午後には風が出て、怪しい雲行きになってきました。
週間予報では、明日から当分雨が続くようです。
コケの原っぱはずいぶん乾燥してきていますので、恵みの雨になりそうです。麓の森ではきのこ達も、これまでの遅れを取り戻すようにどっさり出てくれるでしょうか?
今日、いつものコケの原っぱを歩いていて、発見したものがふたつあります。
先日から、ヒカゲノカズラの先っちょがかじられているのがあって、一体何者の仕業なのか、気になっておりました。今日はこんなに顕著に食べられている部分があったので、食べたら出すだろうということに気づき、その周りにフンが落ちていないか調べてみました。すると…
ありましたねー!ちっちゃいうんち!このサイズ、細長い形からして、ネズミですね。アカネズミの仲間でなかろうか、と思います。
ヒカゲノカズラのさきっちょ、ということはおそらく胞子穂が食べられています。きのこで言いますと、胞子には多くのたんぱく質が含まれており、栄養価が優れています。ヒカゲノカズラでも、胞子がおいしい、というのは充分ありえる話です。
もうひとつが、これ。
この白い帯は、菌糸の帯、「菌輪」です。菌輪の内側では、コケが枯れるか、枯れかかっています。この菌糸が、普段よく見ているコケのきのこの菌糸なのかどうかは、この菌輪にはきのこの姿が見えないので、判りません。
とりあえずはっきりしているのは、この菌輪がコケに何か悪いことをして、コケを枯らしてしまっているということです。これまでにも、コケの原っぱには円形に枯れてしまっている部分をよく見ていましたので、きっと何かしら菌類の仕業なんじゃないかなーと思っていましたが、やっぱりそうでした。
でも、そうかと思うとこんな例があります。きのこの行列を境目にして、右と左でコケの生育状態にに大きな違いがあります。左側ではコケが非常に小さく、右側では、コケが元気に育っています。…これって一体どういうこと?
このきのこの菌輪は、コケを殺してしまうということはなさそうです。コケを枯らしてしまう菌輪の菌糸と、このきのこの菌糸を、ちゃんとした顕微鏡で比べて観察してみたいところです。
顕微鏡欲しいなー。