ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

目指せ!種田山頭火 by kiyoshi

| カテゴリ: 花の話, 虫の話

こんばんは!エコル担当kiyoshiです。
今日はいい天気でしたが、風が強くて寒かったです。
ニセコアンヌプリはキング第三リフトより上側あたりの紅葉が始まっているようです。ナナカマドの赤い色がポツポツ見えます。羊蹄山は上三分の一が色付いてます。
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温度計は7度くらいを指しています。寒い訳です。羊蹄山の頭の雲が取れたら、白くなっているかもしれません。
今、コケの原っぱでみられるものを紹介します。


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朝、トノサマバッタがひなたぼっこしてました。虫たちの多くは寒いと動けません。親近感を覚えます。それにひきかえ真冬に雪の中をうろうろしているセッケイカワゲラなんかは、あの小さな体でよく凍らずにいられるものです。
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葉っぱ。ヨツバヒヨドリだったかな。葉っぱに白い模様がついてます。なんだこれ?
じつは、これはある昆虫が葉っぱに潜って食べ進んだトンネルあとなのです。よーくみてみると、スタート地点は細くて、進むにつれだんだん太くなってますね。卵から始まって、成長しながら進んでいったようです。最後、行き止まりのところで、成虫になって飛んでいったと思われます。たしか、ミバエというハエの仲間のしわざです。
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他の花たちはほとんど姿を消してしまいましたが、このヤマハハコだけはまだ頑張ってます。あと見られる花は、ブタナ、コウゾリナ、エゾゴマナ、ヒメジョオン、ネジバナといったところです。
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そして最近になって咲き始めたのがこの花。セイタカアワダチソウです。きれいといえばきれいですが、外来種ですのであまり歓迎できません。でもこいつら強いですから、増えてっちゃいそうです。
きのこやコケのほかにもなんやかんやあるものです。(いつもよりテンションが低いような気がするのは否めないですが・笑) 
ここの自然を6月から見てきました。新緑や小さな花の美しい初夏や、花の数も種類も多い夏、きのこが出まくる秋の初め、それぞれいいものでした。それぞれの季節の合間には、派手な見ものは無いかもしれませんが、「山あれば山を見る。雨降れば雨を聞く…」てな具合に、ただ目の前にあるものの中に、美を見出していきたいものでありまする。