ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

倶知安きのこ調査! by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話

こんばんは!エコル担当kiyoshiです。
今日は午前中、倶知安町百年の森公園できのこの調査をしてきました!
今回はなんと北海道大学名誉教授の五十嵐恒夫先生をお招きしての
調査であります!
お目当てのヤマドリタケには出会えませんでしたが、まーあるわあるわ、
名前の分かったものだけで51種類ものきのこが観察できました!名前の
分かんないやつも含めるとえらいことになります。
以下、その中からかいつまんで紹介します。


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あ、いきなりきのこじゃなくて虫ですが、これはオオキノコムシといいます。
サルノコシカケの類ばかりを食べてるやつです。健康そうです。
新鮮なツリガネタケを食べてます。
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タマゴタケ。これはたいへんおいしいきのこなのですが、もう乾いちゃってました。
残念。
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ウスヒラタケ。これも優秀な食菌です。これは食べごろ。
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これはイグチの仲間、イロガワリです。その名のとおり、黄色いところを
触ったとたんに青く色が変わります。面白いきのこです。食べられるそうなので、
私今晩いただいてみます。明日、大丈夫かなぁ。
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そしてこちらはニオイコベニタケ。独特の匂いがします。いうなればクワガタムシや
カブトムシの匂い。ぜひみなさんに嗅いでいただきたい!
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サンコタケ。不動明王さまなんかが持ってる三鈷という武器の形に似ているので、
この名前がつきました。このきのこも臭いです。匂いで虫を集めて、胞子を
運ばせます。
私は去年まで林業やってましたが、毎日森に入ってきのこばっかり見てました。
きのこ大好き!みなさんの近くで変なきのこをみかけたら、ご一報ください。
このきのこは何じゃらほい?と持ってきていただくのも大歓迎です。わかる
範囲で鑑定します。
正体不明のきのこを採るときには、必ず生えていた環境も観察しておいてください。
広葉樹林か?針葉樹林か?分かれば、その樹種も。
地面からか?倒木からか?などなど。
できれば新鮮なうちに持ってきていただければ、判別しやすいです。
そしてきのこに関わるときのただひとつの約束事!「試しに食べてみる」はぜったいダメ!
毒きのこの判別法なんて、覚える以外にありません。
慎重に、視覚と味覚に貪欲に、深遠にして神秘的なきのこの世界にあなたもどうぞ!