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気が付けば5月

2013年05月02日

 連日の低温で皆様体調管理は大丈夫でしょうか・・♪夏も近づく八十八夜、なんだそうですね、今日は。でも、現状は、お願いですから、まずは春だ、と呼べる気温を整えてくださいな、そんな思いです。

 スキー場のコンディションはこのような天候ですから、申し上げるまでもなく「いいんじゃね」って感じで、皆様楽しんでおられますとも。平成8年の5月も下部まで全コース雪が残ったシーズンでしたから、17年振りのGWとっておきコンディションになっています。

 

 さて、わたしく事で甚だ恐縮ではございますが、この日記の場をお借りし、皆様にお礼のご挨拶を申し上げさせてください。昭和52年12月に、ひらふスキー場にご縁をいただき、アルバイト採用から、以来36シーズン勤めてまいりました。来る5月5日スキー場に関わってまいりました仕事を終えます。この日記を担当し9年間を振り返ってみますれば、三日三晩、思い出を語っても語りつくせない思い出の数々の全ては、お客様からいただいたものばかりです。

 申し上げるお礼、感謝の言葉は直ぐに思い浮かばないものですから、5日までの四日間、数枚の写真と共に、スキーと当時の思い出にお付き合いください。

 

 本日、ご紹介はこの写真です。

tachan.jpg

現在のエース第一ゲレンデをバックにした記念写真なのです。エースC4完成はまだまだ先です。右後方にある小さな建物は「伝説のリフト券売所」です。正月2日、この券売所には、ダンボールのみかん箱が足元に置かれ、お札はその箱の中に入れなければ、保管場所がなかったのです。スキーツアーのリフト引換券、バウチャーなるペーパーもない、全てキャシュオンリーです。

 

 クレジットカードの利用ですか?なんですか、そのクレジット・・なんとかは?クレジーキャッツと関係あるグループですか・・とまでは聞かれませんが、まぁ、そのような時代でしたから。写真、中央にしゃがんでいるのは、この日「社会復帰」(※当時、アルバイトを終えて、都会なりに戻って仕事に就くことを、このように表現していましたよ。)する、Tちゃんです。出発の前、仲良しこよしが集まっての一枚でした。Tちゃんの後方で、彼の肩に手をかけている、半そでボーイは、台湾が見える日本最西端の島、与那国島から、アルバイトに来た、Kちゃん。10代後半の彼の元気の良さは、今でも鮮明に記憶しています。

 

 昨日、一昨日の出来事は忘れても、人は歳月がいくら過ぎようとも、忘れ得ぬ思い出はありますね。この日記に関われたことも私の忘れ得ぬ思い出の一つです。