こんにちは。やっとニセコに秋が来て、テンションが上がっているエコル・kiyoshiです。
ここ数日でグイッと気温の下がった、エコルの前の原っぱでは、こんな光景が見られます。
かの隠花植物「ヒカゲノカズラ」の胞子穂が、たわわに胞子を実らせています!
ここを歩くとこんな感じ。ヒカゲノカズラの胞子穂に足が触れるたびに、煙のように胞子がボハッと飛び出します!
今日は風が強かったですので、この胞子たちも遠くまで飛んで行ったに違いありません。どこか、生育に適したところを見つけて、着生してくれればいいですね。
さてさて、ニセコ山域の森の中では、いま、まさにキノコちゃんたちが発生のラッシュを迎えています!
やっぱり今年多いのが、このキノコ、タマゴタケです。そこかしこのトドマツ林で、綺麗な姿を見かけます。
タマゴタケは、食用になるキノコなのですが、こちらのキノコはご用心。
こちらはタマゴタケに少し似た雰囲気の、「タマゴタケモドキ」。非常に強い猛毒を持ったキノコで、食べると命に関わります。
そしてなんと、今日、エコルの前のささやぶの中で見つけたこの子!
かの猛毒菌、「ドクツルタケ」です!
こんなに美しい姿をしているのに、誤ってこれを食べると命を落とすことから、英語では「Destroying angel」(破滅をもたらす天使)と呼ばれています。
こわいこわい。
こわいですが、採取してきて、エコルの「今月のキノコ」のコーナーに陳列しましたので、ゼヒ皆さま、実物をご覧になりにいらしてください!
しなびて姿が崩れるまで・・・明日かあさってくらいまでは、この状態で展示できると思います。
なかなか実物を目にできる機会は無いと思いますので、本邦屈指の猛毒きのこのコンビを、ぜひご覧にいらしてください!
そして、実物のキノコを見れるチャンスとしては、今年もエコル営業最後の4日間(9月22日(木)~25日(月))、「エコルきのこ展」を開催します!
ニセコの山域で採集したキノコの実物を、これでもかとばかりにたくさん集め、可能な限り正確な名札を添えて展示します!
昨年は最終的に128種類ものキノコの実物を展示することが出来ました。
今年は何種類のキノコを集めてくることが出来るでしょうか?こちらもぜひ皆さま、ご覧になりにいらしてください。
名前のわからないキノコの持ち込みも、大歓迎です。その場で鑑定いたします。これまで謎だったキノコの正体が判明する(かもしれない)チャンスでもあります!きのこ展開催中は、「きのこアドバイザー」の資格を持つわたくしキノコ隊長kiyoshiによる、展示キノコの解説も随時行いますよ。
お楽しみに!