こんにちは。しばらくでした。ゴールデンウィークの特別森林ガイドメニューも終わり、いよいよ夏のエコルに向けて準備をしている、エコル・kiyoshiです。
今日は今シーズン最初のエキノコックス駆除のためのベイト撒きをやって参りました。
イレンカの森や、ゲレンデ内を撒いて回ったのですが、野山はすっかり春ですねー!
風は強いものの、天気が良かったので、春の野山はとってもきれいで気持ちよかったです。
今日は、野山を歩いて見られた、春のニセコのあれやこれやを紹介します!
先ほどの写真は青空に映えるシラカンバの新緑でした。こちらの森の写真でも、ヤナギやシラカンバの新緑が少しずつ、増えてきているのがわかりますね。
つい先日まで雪に覆われていた森も、まもなく緑のジャングルへと姿を変えていきます。
落葉広葉樹の森では、夏の濃い緑色の葉っぱが出揃うまでの間、木々の葉にいろんな色のパッチワーク模様が見られます。
葉緑素がしっかり準備できるまでは、芽吹いた葉が黄色っぽかったり赤っぽかったりしますので、まるで秋の紅葉みたいな色に森が染まります。これを「春紅葉」といいます。
こちらはイタヤカエデの赤っぽい芽吹きと、明るい黄緑色の花が咲いています。
この時期、いろんな樹木に花が咲きますので、それも、春紅葉のパステルカラーに華を添えます。
こちらはイレンカの森のエゾヤマザクラ。サクラというと、公園に植えられていたり、街路樹としてよく目にしますので、人工的な木という印象が強いですが、ニセコの周辺の広葉樹林には少なからず、野生のエゾヤマザクラが生えています。公園でよく見るソメイヨシノなどとは違って、花と葉っぱが一緒に出ているのが面白いですね。これもまた、きれいなものです。
こちらは、アルペンホテルのすぐ裏に植えられているサクラの木です。色の淡いのも、濃いめのも、競い合うように今、満開です。やっぱ、きれいですなぁ。
森の地面では、この白いニリンソウがたくさん咲いていました。
ゲレンデのササ薮の中では、ものすごい数のカタクリが咲いていました!足の踏み場がないくらい!
ゴールデンウィークの賑わいが落ち着き、ニセコではあまり観光しているお客様の姿は多くないですが、野山はこれからとても美しい時期を迎えます。
今年のエコルは6月23日(土)、サマーゴンドラの営業開始とともにオープンいたします。
それまでは、ニセコの野山の様子をこちらのブログでちょくちょくお伝えしていきたいと思います。
それでは皆様、自然情報室エコルを今年も宜しくお願いいたします!