こんにちは。エコル・kiyoshiです。
昨日も夜、雨が振りまして、ニセコの山はしっとりとしております。
ということは、きのこちゃんたちが元気なわけです。
今日、エコル周辺のネイチャーウォッチングを申し込まれたお客様は、普段、東京から長野まできのこ採りに行っている方で、「北海道のきのこが見たい!」ということでした。
それならば!お見せできますよ!エコル名物、ダケカンバの菌根菌あれこれ!
ダケカンバの周りの、笹薮を刈ってあるところにお連れして、まず目に飛び込んできたのがこのきのこ。
色からして、チシオハツに近縁のきのこ・・・かと思っていましたが、ダケカンバに生えるってことは、ドクベニタケの可能性が高いですね。
ドクベニタケは、味にも特徴があるとか。今度、かじってみます。
この白いきのこも、ダケカンバの菌根菌で、ツチカブリ。
傷つけたところから白い乳液が出ますが、この乳液は激烈に辛いです。今日もなめて見ましたが、たいへん辛かったです。
こちらも傷つけたところから白い乳液を出すきのこ、チチタケです。すごい量の乳液が出ました。
このきのこは、旨み成分が強いらしく、栃木県あたりではたいへんな人気のあるきのこだとか。北海道で、このきのこを食べている人は、ほとんどいないようです。
こちらはツエタケ。このきのこは菌根菌ではなく、地面に埋もれた枝などを分解しているきのこです。
スギゴケの中から生えているのは、ハイイロサカズキタケ。エコルの周りには、びっしりスギゴケが生えていますが、このきのこも夥しい量の発生があります。
ついにこのきのこの正体がわかって、食べられるということまで判明しましたので、ある程度まとまって生えるようになったら、試食してみます。楽しみです。
きのこを見たい人には、エコルのガイドはもってこいです。ちょっとマニアックなきのこが多くなっちゃいますが、それもまた、ニセコの旅の思い出になるでしょう。
皆様も、エコルにお越しの際には、ぜひ。不思議で美しい、きのこの世界を覗いてみましょう!