ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

きのこ、豊作です! by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話

こんにちは。エコル・kiyoshiです。
今朝も、森に入ってきのこを採ってきました!
今日のヒットは、なんたってこのきのこ、ヤマドリタケモドキでしょう!!
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イタリアでポルチーニと呼ばれるきのこにごく近縁な、たいへん美味しいきのこです。
見つけても、たいてい食べごろを過ぎていることが多いので、こんな形をしたのに出くわしたら、舞い上がってしまいます。
その他にも、今日はいろんなきのこが採れました。


まずはこのきのこ。
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見た目はこんなんですが、これまたとても美味しいきのこです。
クロノボリリュウといいます。漢字で書くと、「黒昇り竜」。かっこいいですね。
穏やかな風味と、コリコリした歯ごたえが、じつに美味しい、ヨーロッパで人気のあるきのこです。
トドマツ林によく生えます。ただ、頭がこんな目立たない色ですので、普通に歩いていたのでは、見落としてしまうことが多いです。
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アカモミタケは、こんなに鮮やかな色をしているので、目立ちます。
傘が開くと、食感があまりよくないです。幼菌のうちは、プルっとしていて、おいしいです。
このアカモミタケを採ろうとかがみこんだときに、ついでにクロノボリリュウを見つける、というのが今朝のパターンでした。
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ムラサキシメジも、そこかしこで菌輪を作っていました。きれいな色ですね。
このきのこはボリューム感があり、私は好きなんですが、少し土臭さがありますので、好みの分かれるきのこです。
今朝はその他にも、モミタケの新たな群生地を見つけたり、キンチャヤマイグチが生えていたりと、一人で森の中でエキサイトしっぱなしでした。
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これだけ、販売用のきのこが採れました!よそではまず手に入らない、ニセコ産、野生のきのこ達です!値段もお手ごろ!週末限定!早い者勝ちですよ!
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森の中では、おなじみのベニテングタケもたくさん生えていました。
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きれいですね。
ベニテングタケは、よく見かける毒きのこですが、このきのこのすぐ近くに、ヤマドリタケモドキやキンチャヤマイグチなど、ポイントの高いきのこが生えていることも多いです。ベニテンが生えるということは、他の菌根菌が生育することができる可能性をはらんでいるということですので、遠くからでも目立つこのきのこは、いい場所の目安となるんでないかなと思っています。
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今日は苫小牧の、村井先生の自然観察ツアーご一行様がいらっしゃいました。僭越ながら、きのこに関する解説をさせていただきました。今は展示物の中に、模型だけではなく、実物も混ざってますので、面白いですよ。みなさま、きのこが大豊作なこの秋、きのこ隊長の興奮ぶりをぜひ見に来てください!
あ、そうそう、もちろん今、ゴンドラから見える紅葉も、すごく美しいですよ!(←何を取ってつけたような…)