ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

コケの緑 by kiyoshi

| カテゴリ: じみな植物, その他

こんにちは。エコル・kiyoshiです。
今日は変わった空模様でした。ニセコの山では晴れていたのですが、周りでは雨が降っているような景色が見えていました。
ame00004.JPG
雲の下に、白い部分が見えます。光がそこに当たっているので、よく見えますが、あのあたりでは雨が降っているのだと思います。
エコルの周辺では、一日天気が良かったので、不思議な感じがしました。
nisekoannupuri00007.JPG
爽やかな秋晴れで、たいへん気持ちよかったです。
今日は8月下旬の、エコル周辺開花状況調査をしました。原っぱを歩いていて、花も確かにきれいだったのですが、今日はなんたってコケの緑が美しかったです。


umasugigoke00016.JPG
コケの原っぱで一番優占度の高い、ウマスギゴケです。昨日の雨で水分を得て、たまらなく美しい緑でした。
kosugigoke%2000014.JPG
ウマスギゴケの次にたくさんある、コスギゴケです。この子たちはすでに胞子が成熟していて、蒴を揺らすと、黄色い煙のような胞子が立ち上ります。おもしろいですよ。
kannsouhijikigoke00028.JPG
このコケもたくさんあります。今日みたいに空気が乾燥していると、こんなチリチリの姿をしています。ところどころ、湿り気があるところでは、こんな姿です。
hijikigoke00027.JPG
葉っぱが開いていますね。全然違う姿です。
チリチリ状態のところに、水をかけると、みるみる元の姿に戻ります。その様からなのかどうか分かりませんが、「ヒジキゴケ」という名前です。
淡い黄緑色がきれいですね。
コケの緑色の美しさは、この時期、際立っています。それも、今日みたいに地面に水分が残っている日や、午前中の早い時間帯、朝露の湿り気があるうちがいいですね。
コケという生き物は、日本じゅうどこにでもいると思いますので、ぜひ身近にいるコケを、少し観察してみてください。思わぬ美しさに出会えると思います。
おまけ。
nijiRIMG5690.JPG
ゴンドラで降りる途中、きれいな虹が見えました。くっきりした虹でした。