こんばんは！エコル・kiyoshiです。
今日は倶知安農業高校の生徒さん二人が、一日体験エコルという形で、職業研修に来ました。世の中には、こんな仕事もあるんだよ、と（かなり特殊な例ですが）体験してもらいました。

掃除に始まり、ラミネート作業や、虫たちの世話、展示物をお客さんに案内するときの内容などを聞いてもらったりしました。
今日は天気がイマイチで、お客さんも少なかったので、この地域の自然について、みっちりお話することができました。
そして午後には、植物の開花状況の調査に付き合ってもらいました。ゴンドラから一輪だけ見えて、常々気になっていた、怪しいユリの花の正体を確かめに行きました。
鮮やかなオレンジ色、しかも一輪だけ！ということで、絶対誰かが落としたプラスチックのおもちゃだと思っていたのですが、近くまで行ってみてビックリ！！

本物でした！！エゾスカシユリ！！なんで一輪だけで咲いてるの？？せっかくきれいに咲いたところで、受粉する相手がいないんじゃ、どもならんがな！！
多分、鳥か何かが、種を運んできたのでしょう。運がよければ、この一輪から、この場所にエゾスカシユリが増えていくかもしれません。がんばれ！
そのほか、エコルから少し下ったあたりには、いつも見ているのとはちょっと違った植物があって、面白かったです。

これはエゾニュウ（多分）。にゅうーっと伸びたその姿は、迫力があります。

標高の低いところでは、どこにでもあるこのヒメジョオンも、エコル周辺にはほとんど無いので、新鮮です。
植物の変化を楽しむなら、アルペンホテル前から歩いて登って、帰りは優雅にゴンドラで下りる、というのも、いいかもしれません。
今日一日私に引っぱりまわされた研修生さんたちには、今日の私のヨタ話の、何パーセントかでも、人生のお役に立ってくれれば嬉しいです。お疲れ様でした。