ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

雄の花 by kiyoshi

| カテゴリ: 花の話

こんばんは!エコル・kiyoshiです。
いま、エコルのまん前で、こんなに綺麗なのが咲いてました!
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山に咲くツツジの仲間、ムラサキヤシオです。このブログに登場する中では珍しく、華のある花です。
あと、エコル周りで見られる、よーく見れば華のあるやつらを紹介します。


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フキノトウ。フキノトウは、フキの花です。図鑑に出ている正式名称はアキタブキといいます。北海道で見られるものも、アキタブキです。
そしてこの花は雄と雌があります。よーくみると明らかに違うのですが、そうと知らないと、なかなか気づくものではありません。この花は雄の花。なぜか雌より派手なデザインです。雌のフキノトウは、花の後、タネを飛ばす必要がありますので、非常に高く背を伸ばします。この雄の花は、これ以上大きくなることはなく、そのまましおれてしまいます。雄は、花粉を供給しさえすれば、もう用済みです。せつないなぁ。。。
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そしてこれはコケの雄です。昨日の写真はサクと言いまして、胞子を作る、雌の器官でした。で、この写真はコケの雄器盤(ゆうきばん)といいます。コケの場合は厳密には「花」ではありませんが、雄花のようなものです。
雄器盤は雄器盤ばっかり、サクはサクばっかりで群れている姿をよく見ます。雄器盤は、ここで精子を作って、雨滴によって雌にたどり着くそうなんですが、うーん、どうやってたどり着くんだか、いまいちピンと来ません。
コケ。たかがコケ。されどコケ。その美しさ、生態の不思議さに興味は尽きませぬ。