ニセコ グラン・ヒラフ

エコル日記

灯台もと暗し by kiyoshi

| カテゴリ: きのこの話

こんばんは!エコル担当kiyoshiです。
今日は風が強くて、寒かったです。午後にはガスで真っ白でした。
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そんな中、索道のスタッフの方が草刈りを頑張ってました。草むらの中からきのこが出てきた、というので見に行くと…


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残念!もう開ききって、名前もよくわからなくなってしまっています。この発生状況と、かすかに紫がかって見えたので、多分、オオムラサキシメジ。あんまり図鑑に載ってないきのこです。亜璃西社の図鑑に載っていたと思います。食べられるきのこですが、こうなってしまってはもうダメです。エコルのすぐ前、草むらの中でした。こんなところに出ていたとは!残念!また来年!!
そのままエースヒルの横ちょの草むらの倒木も見てみると…
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ここにもあった!ニガクリタケ!こいつはほんとにどこにでも生える困った奴です。例の、死亡例もある猛毒きのこです。見てみたい方は、わたくしに声をかけてください。ご案内します。このきのこは覚えておいて損は無いです。
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その隣の倒木にはこんなのが!これももう開ききって古くなっちゃってますが、食べられるきのこです。これはナラタケ。北海道ではボリボリと呼ばれています。残念!こんなところに出てたのかぁー!また来年!
コケの原っぱはどうなっているか、見に行って見ました。視界はガスがかかっていましたが、足元のコケは、しっとりとした緑色。とても美しかったです。以前から出ていたコケとセットのきのこは、もう終わりかけの雰囲気。ちと寂しい…。
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こんなように、コケが元気に盛り上がっているところがありました。そこのコケをかきわけて根元を見てみると…
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こんな幼菌が形成されてました!高さは3ミリくらい!ちっちぇえー!かわいい!この幼菌がこれから例のきのこになっていくのかもしれません。楽しみです。
エコルは標高が820メートルもあり、樹木の種類は非常に少ないので、きのこもそんなに出ないだろうな、と思っていたのですが、こんなにもいろんなきのこが出るので、正直驚いています。ダケカンバの倒木をもっと丹念に見て回ると、まだまだいろんなきのこがありそうです。すごいぞ!ニセコアンヌプリ!菌類万歳だ!