こんばんは!エコル担当kiyoshiです。
今日は、まとまった雨降りでした。それでも午前中はお客さんがちらほら
来てくださいました。雨の日でも、エコルに来ていただければ、顕微鏡や
展示物でニセコの自然を楽しんでいただけますよ。
さて、午後も雨は降り続いていましたが、そういえば雨の日の外の様子って
ちゃんと見たことが無いので、調べに出てみました。
まずはエースヒルの建物をぐるっと一周してみました。そしたら!
草むらの陰になってるダケカンバの倒木にあるわあるわ!
これは何かなー?ヒトヨタケ科、までは分かりますが、その先が分かりません。
そしてその同じ木、苔むしたところにはこんなのが!
とても小さいきのこです。きれいですね。これはミズゴケノハナというきのこです。
ミズゴケと関係が深いらしく、ミズゴケの生えているところにしか出ないきのこです。
また名前がいい名前ですね。
その先、建物の裏手にはこれ!
これは、皆さん道っぱたで見かけたことがあるのでは?てっぺんの穴から煙のように
胞子を飛ばすところから「バクダン」などと異名をとるホコリタケです。このきのこも、
まだ若くて真っ白いうちは食べられるんですよ。
そして何かあるかなー?といつものコケの原っぱに行ってみると!!
キシメジ科かな?なんか分かんないですけど、可愛いきのこです。たくさん生えてました。
このきのこも必ずスギゴケの上に生えていたので、コケと関係のあるきのこかもしれません。
アーンド、コケの原っぱにはこんなのも。
これはニセコではよく見るきのこ、ヤマイグチです。こんな標高にもあるんだ!とびっくり
しました。
こいつはカンバ類と菌根をつくるのですが、見回してみればこんなのが。
ダケカンバの稚樹です。こんなちっちゃいのと菌根を作ってるんですね!
そういえばそのはず。稚樹同士の生存競争で、菌根を味方につけられた奴が勝ち残る
と聞いたことがあります。まして、あの厳しい気候条件の場所ですから、菌根はそこら
じゅうに張り巡らされていて当然です。
きのこをはじめとした微生物たち。目立たないところで、生態系を支えています。